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2010-12-26 (Sun)
東京、丸の内の三菱一号館美術館で開催されている
「カンディンスキーと青騎士展」を観に行きました。
http://mimt.jp/aokishi/

カンディンスキーは、抽象絵画の先駆者として有名で、
完全に抽象画として完成された、幾何学的要素の強い作品は
何度も見たことはありますが、
この展覧会は、まだ世の中に抽象画というものが無かった時代に、
具象画から徐々に抽象画に移行していく過程が手に取るようにわかる
貴重な展覧会でした。

1908年から1911年の作品が特に興味をそそられました。
まだ具象的要素の強い風景画が、どんどん簡略化され
抽象化されていく過程を見ていくと、
目に見えたものをそのまま描くことよりも
作家が何を表現したいのか、何を第一に考えているのかが
分かってきました。

おそらく日本人の中には
抽象画は難解だから観ない、という人も多いのではないかと思いますが、
抽象画は分かる必要はなく、
ただ感じればいいんじゃないかという気がしてきました。

現に、1913年にカンディンスキーが描いた
『コンポジション?のための習作』などは
あまりに抽象的で、何が描かれているのかさっぱり分かりませんが、
今回の作品の中で一番心打たれました。
http://mimt.jp/aokishi/exhibition/03.html



三菱一号館美術館には初めて行きましたが、この建物も素晴らしいし、
日曜日なのにゴッホ展やドガ展みたいに混んでなくて
ゆったり観られたのはいいのですが、
逆に言えば、このような展覧会に興味のある人が少ないというのは
とても残念なことです。

小学校などの美術教育でも、
抽象画を鑑賞して、いろいろなことを感じて
想像力をふくらませるような教育をしてほしいものです。


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